パキラは比較的強く、

育てやすい観葉植物になります。


パキラを増やす時は、

挿し木で増やすのが一般的です。


でも、初めての方は、

パキラの挿し木の仕方って

分かりませんよね。


それにパキラのどの枝を

どう挿し木にするのかも

分からないと思います。


そこで今日は

初めての方にも分かりやすく、

パキラの挿し木の仕方を紹介します。

パキラの挿し木の仕方は?

パキラの挿し木の仕方は、

パキラの樹形が

崩れた部分の枝を剪定し、

その枝を使って挿し木にします。


パキラの樹形が

崩れた部分というのは、

このように、

冬越しして

徒長した枝などの事です。

徒長とは?

徒長とは日照不足などが原因で

枝と枝の間が

極端に伸びてしまうことを言います。

徒長は冬越しをした後に

多くみられます。

徒長した枝は見た目も悪いので、

観葉植物の樹形を崩してしまいます。



パキラの徒長した枝を

成長点をみながら剪定し、

剪定した枝を挿し木にします。

パキラの徒長した枝の成長点をみて剪定する

パキラの徒長した枝の

成長点の少し上から剪定します。


ちょっと分かりづらいですが、

赤で囲った部分が成長点です。

成長点とは?

成長点とは植物の細胞分裂が

頻繁に行われる部分のことを言います。

通常植物の成長点は

上の方にありますが

枝や葉っぱが落ちた後も

成長点になります。



この赤で囲った部分の

少し上を剪定バサミでカットします。

パキラの剪定した徒長枝で挿し木を作る

今回パキラの徒長した枝を

剪定したものがこれ。


約80cm程度の長さがありました。

これを12、3cmの長さにカットします。


カットしたらこんな感じ。


一番上の枝は

余分な葉っぱを全て切り落とします。

パキラの挿し木から水分が蒸散しないように葉を切り詰める

葉っぱを残した枝は、

水分の蒸散を防ぐために、

葉っぱをカットします。


このように

3/4程度の葉っぱをカットします。


これで挿し木の枝ができました。

パキラの挿し木をする方法は?

パキラの挿し木は

水で挿し木する方法と

土で挿し木する方法があります。


土で挿し木する方法だと、

肥料の入っていない

無菌状態の土が必要になります。

初めての方だと準備も大変です。


土で挿し木する方法に比べ、

水で挿し木する方法は、

コップに水を入れ

パキラの挿し木を入れるだけと

すごく簡単です。


でも、水が汚れると

パキラの挿し木が腐るので、

定期的に水を変える必要があります。


今回は初めての方でも簡単にできる

水で挿し木する方法を紹介します。

パキラを水で挿し木する方法

先ほど作ったパキラの挿し木と

コップを用意します。


コップは挿し木を入れるので、

ひっくり返らないように、

ある程度重量があるものにします。


今回は100均で買った

ビールジョッキを使いました。


ビールジョッキに

水を5cm程度入れます。


そしてそこに

パキラの挿し木を入れます。


あとはこれでパキラの挿し木が

発根するのを待ちます。


1ヶ月程度すると、

このように新芽が出てきます。


コップの中の水が汚れてきたら、

水を入れ替えてください。


今の時期だと2〜3日で

入れ替えるといいと思います。

水は水道水で大丈夫です。


水が汚れると、

せっかく作ったパキラの挿し木が

腐ってしまうので、

水は汚れる前に変えるようにしましょう。

パキラの挿し木をする時期は?

パキラの挿し木に適した時期は、

6月から8月です。


パキラの挿し木をする場合は

この時期にするようにしましょう。

終わりに

今日はパキラの挿し木の仕方を

紹介しました。


パキラの挿し木を作るときは、

徒長して樹形がおかしくなった枝を

剪定して使います。


こうすることで

パキラの樹形を戻すことができ、

パキラも増やすことができます。


パキラの挿し木は比較的簡単なので、

樹形が崩れたパキラを

持っている方は剪定して

挿し木にしてみてはいかがでしょうか。

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